ソロハイクの準備と心得

登山
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登山は老若男女問わず楽しめる。
しかし、登山は危険と隣り合わせでもあります。
ここ最近、団体行動やイベントが縮小している中、ソロでの活動、行動が増えているもの事実。
登山においてもソロでの行動が増えているのではないでしょうか?
そんなソロハイカーの不安や心配ごとなど、解決できればと思い、BLOGにしてみました。

事前に準備することは、大きく分けるとこんな感じでしょうか?

●装備
●食料&水分
●現地までのアクセスと交通情報(駐車場有無や混雑状況)
●天気予報
●ルートシュミレーション(コースタイムやエスケープルートなどのチェック)
●山の不安事(服装、道迷い、野生動物、虫、ヘビ、草木)

思いたったら、当日いきなり山へ行こう!
というのは中々現実難しいと思いますので、前日までにゆとりをもって準備することがとても大切です。
(ちなみに自分はたまに、思い立ったら山へ行ってしまうこともありますが。。。

装備

季節や行く山、移動時間によってかなり変わってきます。
例えば、春の日帰り登山(休憩含み4〜5時間滞在)の場合

キャップやニット帽やサンバイザーなど
日除け対策と、木や岩などに頭がぶつかって怪我などの可能性もありますので、防具にもなります。
ウェア

防水透湿性や防風対策のTOPに着るジャケット。
レイヤリングとして、休憩時などの寒さ対策に、軽量タイプのインナーダウンやフリース。
ポリエステルもしくは、メリノウールなど速乾性のTシャツ。
肌に直接触れると蒸れたり不快感を防ぐための肌着もあります。
パンツ

なるべく肌を出さないスタイルをおすすめしますので、撥水加工されたポリエステル素材のパンツ、もしくはタイツに短パン、女性の場合はスカートなどの組み合わせも良いでしょう。
あまりおすすめはしませんが、個人的には短パンが好きでめっちゃ肌を露出してます。
別で薄手のパンツを持参します。
その他

手袋もあると良いですね。春先ですと暑いので、指の開いている手袋がとても好きです。どうしても手をついたり木の枝に捕まったりすることもあるので手のひらを守るためにもあると便利です。
ザック

日帰りですと、30〜35Lくらいで十分かと思います。
日帰りベースで必要最低限のザックの中身としては、行動食、水分、ウェア予備、ファーストエイド、ライト

昼食など取る場合はバーナーやシェラカップ、メスティン、チタンマグなどあると中上級ハイカーかもしれませんね。
あと重要なのは、危機管理対策として、ファーストエイドキットとライトは必ず持つことをおすすめします。
虫刺されや擦り傷、転倒や滑落、遭難。これは自分じゃありえないでしょ?と思わないでください。
特にソロハイクの場合は必須と考えてください。


装備品イメージ(私物)

食料(補給食)と水分


食料には大きく二つあります。
行動するための、手軽にワンハンドで食べられる小休憩用の補給食(行動食)、それから大休憩用の朝食や昼食。
補給食は、パウチタイプのゼリーや羊羹やグミなど個人的にはおすすめです。無理せず歩き続けられるように炭水化物や、足が吊ったりしないように、アミノ酸やクエン酸が入ったものなどバランスを保つものが良いかと思います。ゼリータイプは同時に水分も摂取できるので一石二鳥ですね。
朝食や昼食は、おむすびや麺類、フルーツなど好きなものを持って行ったら良いかと思います。おすすめは持っていくものはあらかじめジップロックにまとめたりして、ゴミが出ないようにして持参すると良いと思います。
水分は、日帰りで5〜6時間行動する場合は、冬でも夏でも1.5〜2リットルくらいは持っておくと良いでしょう?
冬でも汗はかいてます。こまめな水分補給は必須です。

現地までのアクセスと交通情報

こちらは、旅行などに行くのと同じで、事前に交通情報や近隣の駐車場やコンビニ情報など調べておくことをおすすめします。車で行く場合は、もちろん朝早い方が道は空いてます。できれば、7〜8時には登山口には着いていたいですよね。
登山口の駐車スペースは、数台しか停められなかったり、過去には停められたのに、現在は閉鎖しているなどよくありますので注意してください。
また、水分などの買い忘れなど近隣にコンビニがあるのか?どこが最後のコンビニなのか?

もチェックしておくと良いでしょう。

天気予報

山の天気は本当に変わり易いです。特に標高が100mで0.6度気温差がありますので、気温や風速などもチェックが必要です。
細かい天気予報は実はアプリや山の天気サイトで確認することができます。
個人的には、てんきとくらすがとても検索しやすく、細かい標高の天候がわかるのでおすすめです。

ルートシュミレーション

そして当日登る山のルートシュミレーションです。
ただ、当日はソロの場合、頼りになるのは、間違いなく地図です。地図は地図読みの技術が必要になります。
しかし最近はYAMAPさんや、山と高原地図などアプリや、ほかの方の登山日記のレビューが見れるサイトもありますので、情報は入手できます。
ただし、遭難や難易度など事前に調べる必要もあるので簡単な等高線や、コースタイム、山小屋や避難所の有無、エスケープルートなどは調べておく必要があります。

山の不安事

こちらは、事前に必ず解消しておく必要があります。
もしものことがあった時、どのような行動をするべきかを事前にシュミレーションしておきましょう。
まず道迷いは、必ず辿ってきた道を戻るべし!
先には更なる道迷いしかありません。

そして野生動物に遭遇した時は、大人しく道を譲って先を急がないこと、走って逃げないこと。
山は基本的には野生動物の棲家です。縄張りもあります。そこに人間がお邪魔しているという認識を忘れずに、決して威嚇などはしてはいけません。

虫やヘビや草木など触れたり刺されたりするだけで炎症やかぶれなどさまざまな症状がおきることが想定されます。
山での被害状況は、ニュースでよく熊に襲われた、などの情報が出ますが、実はハチ刺されてアナフィキラシーショックを起こして死亡した。と言う確率の方が圧倒的に多いのです。
もちろんヘビも危険な生き物ですが、実はハチが一番強敵だということを忘れないでください。
謝って巣に近づいてしまい、追い回されたなんてことよくあります。ちなみに私は、地バチの巣に近づいてしまい、頭にスズメバチに2ヶ所刺されたことがあります。髪の毛にへばりついて攻撃されました。
本当に痛くて痺れる痛さで、病院に行ったことがあります。(笑)

まとめ

まだまだ書き足りない事がたくさんありますが、山支度は直前ではなく前もって準備することがとても大切ということをわかっていただけると良きです!

先日、金峰山〜瑞牆山へ1泊2日でハイキングした際、擦り傷で指から出血し、ファーストエイドキットから絆創膏を取り出そうとしたら、前回のハイキングで使用して絆創膏が空っぽ・・・
補充をせずに入れてしまったようです。
たかが擦り傷でしたが、止血するものがなく、結局手拭いを切って患部を抑えて応急処置。
もう少し、余裕をもって準備しておけば、、、、

こんなことがないように皆さんも楽しいハイキングができるように事前準備しましょう!



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