スピードハイク 富士山編(馬返し〜山頂往復)

登山
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8月16日

避暑地の山へ。

日帰り強行スケジュールですので無理のない範囲で、トレランでもなくスピードハイクくらいの気持ちで富士山へ。

富士山駅

久しぶりに富士山駅に来ました。
ここまでは始発を乗り継いで2時間30分ほど。
電車に乗っている間に、何度も何度も山頂の天気予報を見返すが、山頂には笠雲がかかっており、終日笠雲は取れないとのこと。八合目以降は突風が吹き付けており登山には向いていないかなり危険な状況。

そうはいうものの現地まで来てしまったので、行けるところまでと準備準備。
装備はトレランスタイルで向かいます。
・半袖にアームウォーマ
・短パン
・トレランシューズ
・トレランザック
・シェル(GORE-TEX)
・半袖1枚/長袖1枚
・タオル
・パワージェル4つ
・水700ml
・都こんぶ
・現金

それ以外の荷物はコインロッカーに放り投げ、乗合いでタクシー乗り場へ。
流石にこのご時世ですし、天候も不安定(富士山駅は晴れていましたが)でしたのでタクシー待ちもおらずでしたので、仕方なく一人で馬返しまで。

馬返し〜五合目

馬返しまではタクシー代約3,500円。
もう少し遅い時間になるとバスがあったのですが、日帰り強行なので今回はタクシーで馬返しに。

ちなみにバスですと上記の時刻のみとなっております。

知る人ぞ知る馬返しからの吉田口からの富士登山。
ご存知の方もおられるかと思いますが、毎年7月に行われる過酷なレース“富士登山競走“のコースにもなっており、
トレランの方は知っているコースではないでしょうか。

強者はこの馬返しから山頂まで2時間弱で行ってしまいます。

自分が当時このレースに出場した時、馬返しから山頂までは2時間40分でしたので、今回は4〜5時間で設定します。

馬返しからは、馬返し〜一合目〜二合目〜三合目〜四合目〜五合目となっており、
昭和初期はそれぞれの場所で山小屋やお店もあったようです。(詳しくはこちら

コースは基本、ひたすら上りで景色はなく登山者もほとんどおりませんが、文化財などもコース上にありますのでしっかり整備されております。




五合目の佐藤小屋まで1時間40分(コースタイム3時間10分)

六合目〜本八合目

五合目の佐藤小屋を過ぎると、すぐに六合目となります。
唯一の六合目の山小屋である里見平★星観荘
ここで小休憩&補給。
ここ星観荘は、とても綺麗に管理されていて、一度お世話になったこともあり個人的にとても落ち着く場所。



星観荘を後にして、いよいよ本格富士登山の開始。
森林限界を越えると一気に視界が開けます。
五合目まで自力で上り、視界が開けるこの瞬間がとっても好きです。



六合目には、富士山安全指導センターが期間中設置しており、富士山保全協力金となる入山料千円をお支払いします。
支払うと、記念品をいただくことができます。


合わせて体温チェックもしておりましたね。

七合目からは砂地の登りから八合目にかけては岩場になります。
この富士山の砂地は、どんな登山靴を履いていても、蹴り足が必ず滑り、1歩進んで0.2歩下がる感覚で、
あまり進んでいない気がしますが、個人的には、下界を見下ろしている優越感?が意外と好きです。

しばらくすると手を使って登る岩場に入ります。




ちなみに久しぶりの長時間の登りでしたのでこの時点で大腿四頭筋がピクピクいってました。。。
それもまたドMな自分としては気持ちいい次第でした。(笑)

七合目から八合目までは通常100分かかり、
本八合目まではさらに80分かかり、約14の山小屋を通過します。

花小屋 → 日の出館 → トモエ館 → 鎌岩館 → 富士一館 → 鳥居荘 → 東洋館 → 太子舘
→ 蓬莱館 → 白雲荘 → 元祖室 → 富士山ホテル → トモエ館 → 御来光館

山小屋前には椅子があって、いかにも休憩してくださいと言わんばかりの場所ですが
ここはスルーして本八合目まで我慢。
下山まで日が暮れてしまわないか心配だからです・・・



天気予報の通り、笠雲の中に入り、時より体が持っていかれるくらいの突風が吹き始め、
そろそろ下山かなと、イメージしていました。
が、折角ここまで来たのでもう少しという気持ちが勝り、山頂まで行くことにしました。



本八合目(標高3400m)まで3時間45分(コースタイム7時間20分)

九合目〜山頂〜下山

ここまで来ればあとはひたすら山頂を目指すのみ。
途中500mlの水を購入し、保給食はほぼ空っぽ。(笑)

下山のことはあまり気にせず、なんとかなるの精神と脂肪燃焼の喜びをかみしめて。度重なる突風で体が砂だらけ。
気づけば九合目、気づけば山頂でした。



馬返し〜山頂 4時間35分(コースタイム8時間45分)

山頂では休憩せず、奥宮でお守りのみを買ってすぐに下山(山頂滞在時間約5分)。
下山は、トレランスタイルでハイカーさんの邪魔にならないように、走るところは駆け降り下山しました。

山頂〜馬返し2時間33分(コースタイム5時間5分)

下山は特に何事もなくでしたが、久しぶりの長距離トレイルでしたので筋疲労と体力疲労がしばらく続きました。
次はいつ富士山に登れるかな?できれば息子を連れて行きたいですね。
以上スピードハイク 富士山編でした。


ご視聴ありがとうございました

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